00:神鳴 頼光『回顧録』

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『僕は 神鳴頼光 9才です  僕には お父さんとお母さんが いません  二人共 すごく遠い所に いるからです  だけど 僕はさみしくありません  だって 僕には  修行をしてくれる じーじと  色んな お話をしてくれる  じーじのお友達と  浅倉先生と 先生の奥さんになった  あや子お姉ちゃんが いるからです  新しい お友達も 出来ました  風守十六夜(カザモリイザヨイ)くんです  十六夜くんは 僕と同じ年だけど  僕よりも 強くて 背も高くて  すごく うらやましいです  じーじも 十六夜くんのことは  よく ほめてます  十六夜くんに 負けないように 僕も  修行を もっと がんばります  浅倉先生も 元気になったねと  僕を ほめてくれます  前みたいに 入院しなくなって  よかったねって あや子お姉ちゃんも  ほめてくれました  二人共 強くなったねって  僕に 言ってくれてうれしかったです  これからも 修行を がんばって  強く なりたいです』
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