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私は全ての男を憎む悪霊。男なんてみんな死ねばいい
私はある男にとり憑いた。初めてで少し緊張したが、私は順調に男の生気を搾り取っていく
この男はもう長くないだろう。そう思っていた矢先、予想外の事態が起きた
男は寺に駆け込んだのだ。悪霊なりたての私はすぐに祓われてしまうだろう
私は覚悟を決めた
しかし、またもや予想外の事態が起きた
なんと男はお祓いを断ったのだ!馬鹿な男……私は笑みを浮かべながらその光景を見ていた
……?
この男なにをしているんだろう?
なにやら私の胸辺りで手をワキワキとさせている。触られているわけではないが……気持ちわるい
さっさと殺してしまおう。私は固く決意した
……
どうやら馬鹿だったのは私のようだ
男の煩悩力は凄まじく、三日後には私が見えだし、一週間後には私に触れてきた
さらに次の日からは、私に色々なコスプレをさせ始める始末
私に今のこの男を止める術はない
どうしてこんな変態男にとり憑いてしまったのだろうか?
後悔してももう遅かった……
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