悪霊②

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私は全ての男を憎む悪霊。男なんてみんな死ねばいい 私はある男にとり憑いた。初めてで少し緊張したが、私は順調に男の生気を搾り取っていく この男はもう長くないだろう。そう思っていた矢先、予想外の事態が起きた 男は寺に駆け込んだのだ。悪霊なりたての私はすぐに祓われてしまうだろう 私は覚悟を決めた しかし、またもや予想外の事態が起きた なんと男はお祓いを断ったのだ!馬鹿な男……私は笑みを浮かべながらその光景を見ていた ……? この男なにをしているんだろう? なにやら私の胸辺りで手をワキワキとさせている。触られているわけではないが……気持ちわるい さっさと殺してしまおう。私は固く決意した …… どうやら馬鹿だったのは私のようだ 男の煩悩力は凄まじく、三日後には私が見えだし、一週間後には私に触れてきた さらに次の日からは、私に色々なコスプレをさせ始める始末 私に今のこの男を止める術はない どうしてこんな変態男にとり憑いてしまったのだろうか? 後悔してももう遅かった……
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