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リビングには既に全員集まっていたので僕はその場からお別れ告げることにした。
「え~・・・・昨日も言ったと思うけど、僕は今日から養子になる。だからといって君たちを忘れたりするなんてことは絶対にない!だから、皆も仲良くして僕が遊びにきた時は一番の笑顔を見せて欲しいな。・・・・・・・あと、最後になりましたが堅司さん、僕を今まで育ててくれて本当にありがとうございました。」
僕が話終わると泣き出す子、抱きついてくる子などがいて大変だった。
「日向君。」
不意に後ろから声をかけられる。
「何ですか、堅司さん。」
「今までありがとう。私は君を育てることが何よりも楽しかったよ。・・・・・・それじゃあ時間だ。」
堅司さんの言った通り、外にはかなり豪華そうな黒い車がとまっていた。
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