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このままでは竹広さんが介護で潰れてしまうと危惧していた通りの状態になってしまったことに、頭が真っ白になる。
「あれ、ケアマネージャーさん聞いてっぺが?」
「あ、は、はい。とにかく今からすぐに行きますので!!!」
と慌てて電話を切る。
でも、今までこんな緊迫した状態になった事はないし、たかだか3ヶ月の経験では、次にどうしたらいいのかが皆目見当がつかなくて・・・・・・。
「落ち着いて。美奈ちゃんが焦ったって、どうにもならないよ?今の電話って、うめちゃんちの事だよね?あそこは、息子さんと二人暮しかぁ。近くに息子さんの兄弟っていないの?」
事務所でプランを作っていた菅井さんが声を掛けてくれる。
「あ、はい。詳しくは聞いた事がないんですけど、どうも他県にいるらしくて。近所の親類とも、竹広さんの病気の件で色々色とあったみたいで、普段はあまり行き来してないって聞いてます」
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