契り

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契り

泥の様な重さ 身体が熱を帯びていた 鈍くなった痛みが 未だに蝕んでいた 情熱が解けていき 頭の中を掻き乱す 不安に駆られた細胞が 僕を作って会いに行こうと ふいに決めてしまった 誇れるものは何一つないけど そばにいても良いかい? 綻んだ笑顔を一緒に浮かべたいね 結び付けようか 忘れかけの契りを 今更でも誓えるだろう?
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