プロローグ

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時々吹く風が木の葉を擦れ合わせ、その度にサー…という音が周囲に響く。 その森の中をまるで横たわるかのように続く、まだ舗装されていない遊歩道を満月が煌々と照らしている。 少し離れた街の喧騒がまるで嘘であるかのように、静かで穏やかだ。
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