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「ねぇ、君って一体なんな・・・・・・のぉ!!!」
な、なに?
俺になにが起こったっていうんだ?
メイドさんの前に立って質問しようとした瞬間、天井の照明を眺めてた。
感じたのは軽く腕を掴まれて、捻られた感触だけ。
「ごたごた言う前にする事があるでしょ?」
倒れてる俺を見下しながら、メイドさんは冷たく微笑む。
微笑みながらメイドさんはスムーズな動作で俺の顔の前にストッキングに包まれた足を差し出してくる。
「ほら・・・・・・私に永遠の忠誠を誓いなさい」
「えっ?」
あまりにも意味が分からなくて、呆然としか出来ない。
呆然としながらも、脳内でメイドさんの言葉をリピートする。
リピートした言葉、そして目の前にある足。
この状況から俺はようやくある事に気がついた。
それは、俺が人生の岐路に立っているという事。
もし断れば、メイドさんになにをされるか分からない(雰囲気からいって、間違いなく俺は無事じゃ済まされない)。
もし忠誠とやらを了承しても、男としての大切ななにかを失いそう。
俺はどうしたらいいってんだよー!!
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