氷点下のプリンセス

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「なんかいい匂いがする」 梨里さんの反応に一喜一憂してると、リビングに涼芽がやって来た。 既に制服に着替えている。 「透。私のご飯は?」 「ちょっと待ってて。直ぐに盛りつけるから」 「早くしなさいよね」 いつの間にか持ってたフォークをテーブルにガンガンしながら涼芽が急かしてくる。 全く、フォークでテーブルが傷だらけになっちゃうよ。 傷だらけにされるのは勘弁なので、急いで涼芽の前に料理を運ぶ。 これで、やっと自分の準備が出来るよ。 梨里さんと涼芽が料理を食べてるのを見て、俺は自室に向かう。 制服に急いで着替えて、学校に持ってく物の準備を済ませる。 「これでよし」 後は軽く飲み物を飲んで、歯磨きをすればいい。 こういうやる事が多い朝だと、朝食を食べない俺は楽チンだ。 朝食を食べる時間分なにか違う事に使えるから。 てな訳なのでリビングに行って、飲み物を飲んで歯磨きをする。
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