氷点下のプリンセス

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「ちょっとコンビニでも寄るか」 「うん。でもどうしたの急に?」 ちょうどコンビニを通り過ぎて所だったので、涼芽と一緒にコンビニに入る。 先生に会いたくないからという理由は言えない。 「ねぇ、透ぅ」 「な、なに? 気味悪いな」 なにか飲み物を買おうとしてると、後ろから涼芽の猫なで声。 なんか久々に鳥肌がたったよ。 「私、なんかアイスが食べたいな‥‥‥なんて」 「はぁ‥‥‥分かったよ。買うよ」 「やったね。じゃあ、はい!」 コンビニに付き合わせた訳だし、アイスならと思って涼芽のお願いを了承。 しかし、渡されたアイスを見て驚愕。 「お前、ハーゲンさんは無いだろ」 「いいじゃん。食べたいんだもん」 俺だってあまり食べてないのに。 でも仕方ない、一度買うと言ったしな。 自分の飲み物とアイスを持ってレジに向かう。 お金を払って、コンビニの外へ。 「はい、アイス」 「わぁーい!」 アイスを受け取った涼芽は嬉しそうに蓋を開ける。
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