5050人が本棚に入れています
本棚に追加
「なにがキャッチアンドリリースよ。ふざけないでよね」
気持ちよく俺を殴った涼芽が自身の部屋に向かっていく。
残されたのは笑顔の梨里さんと、痛みで半泣きの俺。
「あれは、寄せてあげてもBカップね」
「あまり興味ない知識です」
なんかBカップってのを聞いたら、尚更切なくなってきたよ。
梨里さん、そういう個人情報は言わなくていいんです。
「ちなみに、私のは‥‥‥気になる?」
「はい」
さっきの俺、台無し。
簡単に梨里さんの個人情報(カップ)を知りたくなっちゃいました。
俺のスケベ野郎。
「うふふ。ちなみに私は‥‥‥Fよ」
「Fっすか!」
な、なんというサイズ。
その胸には夢と希望と優しさがいっぱい詰まってるんですね。
「そうか。胸に全部優しさが行っちゃったから、梨里さんは意地悪なんだ」
「殴られたいのね」
今度は梨里さんに殴られました。
最初のコメントを投稿しよう!