苺一つと恋心

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「う~ん。やっぱり佳代の言うとおりここのケーキって美味しいね! ねっ、魅夜って…… 魅夜!! どうしたの?全然ケーキ食べてないじゃん。大丈夫?」 「えっ?」 確かにホークを持ってはいるが全然食べていない。 一口、二口。 そこで止まっている。 「珍しいね魅夜がこんな美味しいケーキを食べないなんて…。 なんかあった? 悩み?頼りないかもしれないけど相談にはのるよ?」 私はただこのケーキも香哉さんが作ったのかなって思ってただけで……。 頭から離れなくて……。 それ……だけで…。 「大丈夫だよ。 ちょっと考え事。ケーキは美味しいよ?佳代が言ってたとおり!」 智乃には心配かけたくないな。 ケーキ………、食べよっと…。 「でねっ!」 ──────── ───── ──  
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