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苺一つで恋に落ち、
苺一つで心が乱される、
苺一つで涙を流し、
苺一つで笑みをこぼす。
なんて私の恋心は
安いんだろう。
たったの一つの苺で恋に落ちたんだから。
だけどあれは香哉さんの思いの積もった、思いの結晶。形。
私にとっては安くなんかない。
高いくらい。
決して売ってなんかない。
恋心も香哉さんの苺も。
香哉さんの作った苺を食べさせてくれた。
それだけで特別だなんて思う私はだいぶ香哉さんに落ちているみたいだね。
明日、楽しみだな。
~END~
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