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私はそのあとも一つ、一つ慎重にプレゼントを配っていった。
バレたらクビだし…。
一大事になっちゃうんだよ。
「……、終わった…。」
あの時は怒ってたせいか、桃里に早く逢いたかったからか、わからないけど早く終わった。
「んっと、華奈さんと一瑚ちゃんに連絡して……雪斗君はいっか!」
うーんとまずは華奈さんからでいいか。
ピッ、
『────、はい、もしもし。咲あんたもう終わったわけ?
早すぎない?
なら手伝いなさいよ。』
「アハハ~無理ですね~。じゃあ私はもう帰りますから、がんばって下さい♪」
『たくっ、先輩の手伝いぐらいしなさいよね~!
ハァ…、もういいわ、お疲れ、また連絡するわ。』
「はい、お疲れ様です!連絡待ってまーす♪」
ピッ、と。
華奈さんは終わったから次は一瑚ちゃんだね。
ピッ、
「────、もしもし?一瑚ちゃんまだやってたかな?」
『あっはい!あと少しってところです。
咲さんは終わったんですね、もう帰られるんですか?』
「うん、お先に失礼します♪あとさ、ごめんね、今日はこれから忙しいから手伝ってあげられないや……」
『あっ……、はいっ!大丈夫です!今年こそは一人でやるって決めてましたから!
咲さん、おやすみなさいです』
「うん、ごめんね?ありがとうおやすみなさい。」
っ、ハァ~~~、やっぱり一瑚ちゃんはいい子だわ~~!
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