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あーぁ。泣いちゃった。
「ほら、泣かないの。
泣く子はメッ！だよ？」
「子供じゃない……」
「あー、はいはい」
頭を撫でてみる。
「………」
あっ、黙った。
桃里の顔を見てみるとうとうとしていてもう半分寝ていた。
「桃里─？
眠たいの─？」
「……うん…」
「じゃあ寝る─？」
「咲は？」
「私はお風呂入んなきゃ。
体冷えてるし」
「……なら寝ない…」
「いや、だって今も目瞑ってるじゃん。」
「してない…」
ん─、このままほっといてお風呂入っても多分そのまま寝ちゃってるだろうし……。
「……、じゃあ一緒に寝よっか。
ほら立って、ベッドいくよ」
「………、うん」
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