サンタクロースの暇潰し。

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─────────── ────── ─── この時、 君との初めてが たくさん増えたんだよ? 初めてケンカして。 初めて君の泣いたとこを見た。 初めてサンタクロースって 厄介だなって ちょっとヤダなって、 思っちゃったんだから。 ねっ? あれからずっと一緒。 そして、きっとこれからも。 未来は見えないし、わからない。だけど、 君となら、桃里とならやっていける。過ごしてゆける。 そう、思うから言葉にしたんだ。 「……って、寝てるし…」 ちょっと昔のことを思い出していた間に桃里は寝てしまったらしい。 「……サンタクロースの仕事は辞められないけど…」 これは私の誇り。 桃里の為とはいえ、できれば無くしたくはない。 「私の大切な人は桃里だけ。 だから、家に帰って来たときは絶対に言ってね? “お帰り”……って」 そしたらそのあと、一緒にベッドに入って寝よう? おやすみって言い合いながらいい夢がみれますように…って。 「……ふぁ…。 桃里…おやすみなさい…」 私が目を瞑ったあと、 おやすみ って桃里の声が聞こえたのは、 気のせいなのかな?        ~END~  
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