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「翔太~、屋上でお弁当食べよ~?」
「あ?屋上か……ん~まあいいよ。
屋上行こう。」
お昼休み。
授業が終わり友達と話していると決まってあいつがくる。
名前は 白貴柚乃(シラキユズノ)
俺の一つ年下で高校一年生。
幼馴染み 兼 彼女。
「わぁ、やったね翔太!誰もいない」
扉を開けて入った瞬間の柚乃の歓声。
確かに人はいなく、ガラリとしていた。
「えへへ…翔太と二人っきりで嬉しいなぁ~」
柚乃はわざわざ俺の方に振り返って言った。
その時の笑顔にキュンってしたのは秘密だ。
しかし、
勉強もできる。
顔も可愛い。
運動もそこそこ。
こんな完璧な彼女にも一つだけ、一つだけ残念な事があった。
それは……、
「ねぇ、ねぇ。
翔太昨日、俺妹見た?」
そう、ヲタクなのである……。
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