ある日の二人。

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「魅夜、よく周りをみて?」 「ん?……、見られてる…」 「そう、なんでかわかる?」 「いえ、わかりませんけど?」 「あれはね、魅夜が騒いでるからなんだ。」 「……ッ!?」 「端から見ればただの客と接客をしているように見える。 だけど、魅夜の声は少しばかり大きい。 よって“なにかあったんではないか?”と他のお客様は勘違いしてこっちを見てくる。どう?わかった?」 「……ッぅ!!香哉さんの馬鹿!!」 「もう行っちゃうの──?」 「もう知りません!(厨房へと戻る)」 「……ふぅ、………ん?(厨房から頭だけだして何やってるんだ?)」 「………あと少しなので待っててください」 (あっ、戻った) 「フッ、可愛いなぁ~」 ある日の二人。 ある日の会話。 きっとこれからも続く 二人だけの会話。       ~END~  
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