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うーんでも、もしそうならどうして今日はいないんだろう…?
「どうしてだろうね」
私の姿を見かねてか、美雨はそう言ってきた。
「そうだね」
私はそれだけしか言えなかった。
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────……
「由慧、今日 委員会あるんだって」
お昼休み美雨とお弁当を食べている最中、同じ委員会の子が言ってきた。
「うぇー。そうなの…。あー、わかった教えてくれてありがと」
彼女はニコッと笑い自分のグループへと戻っていった。
「今日 委員会なの?なら一緒に帰れないね…」
あきらかにショボンとしている美雨。
なんか負のオーラが満開って感じになっちゃってるよ…。
「えっとね…。
待っててくれると嬉しいなっ!」
「ホントッ!?」
美雨はガタンっと勢いよく席からたった。……と、自然と大きな音のする方をみんな見たので、つまりみんなが美雨のことをガン見。
美雨はヤバイと思ったのか、顔面蒼白になりながら恐る恐る静かに席に座った。
美雨が席に座ると一瞬にして静かになってしまった教室も自然ワイワイうるさかった元の教室に戻っていった。
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