破壊

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しかし現実は違う 僕は今、敵兵に囲まれている 敵は大人3人 背後・両脇には高い壁 逃げ場なんて何処にも無い まさに袋のネズミだ 「悪く思うなよ」 そう言いながら敵の一人が引き金に指を掛けて僕の頭に狙いをつける 嫌だ!死にたくない 「助けて下さい。僕を殺さないで下さい。お願いします。お願いします。」 僕は必死に命乞いをした プライドなんてどうでもいい 「特別だ。俺はお前を殺さない」 僕を狙っていた兵士が言った 「有難うご…」 パンッ 乾いた音が町に響く
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