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「嫌だね。」
俺はそう答えてやった。
「なら力づくで聞くのみ!」
そいつは俺に掛かってきた。
姿は初めて見たが、あまり変わったところはない。ただの男だ。ただの15歳位の。
「おいっ、颯太、避けろ。」
えっ、なんだよ。分かってるって。余裕で見切ってるから心配すんなよ。
「せい!!!」
正拳突きか、甘い。
俺は秋〇だぜ。その腕貰った!と掴んだ瞬間俺は違和感を感じた。そしてそいつだけに聞こえるよう耳元で言った。
「お前、女だろ。」
「!はにゃっ!!」
なんだよはにゃって。
「僕は耳が弱いんだ。」
お前はどこぞの生徒会長か
まぁいい。俺は女に手をあげない主義だからな。
それより、何かさっきからとてつもない殺気を感じてるんだが。
「うん、僕も感じてる。この感じ、バーサクドラゴンだ。」
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