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うん、確かにさっきとはくらべものにならない位速くなったが、この長老には勝てない。
「どっせい!」
俺はリンが踏み込んで来るのと同時に掌底を放った。もちろん加減したが。
スカッ。
あら?外れた。何故だ、しっかり捉えたはず……と思ったところで後ろに気配。
「…掴ん……?」
「残念、それは残像だよ。」
俺は親切に教えてあげた。
「…くっ。」
リンはそういうとまた消えた。
なるほど。そういうことか。まさか
「リン、お前が使えるのか。」
「…よく分かったな。しかも避けるとは。」
いや、まあ長老だから。
「…ならこれはどうだ!」
ざっ、と俺の前に来て猛攻を仕掛けてきた。
「甘い。流水〇空圏。」
「…!!」
俺は長老の108ある技のうちの静の極みの一つ、《流水制〇圏》を使った。
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