魔物と戦闘。パート2

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うん、確かにさっきとはくらべものにならない位速くなったが、この長老には勝てない。 「どっせい!」 俺はリンが踏み込んで来るのと同時に掌底を放った。もちろん加減したが。 スカッ。 あら?外れた。何故だ、しっかり捉えたはず……と思ったところで後ろに気配。 「…掴ん……?」 「残念、それは残像だよ。」 俺は親切に教えてあげた。 「…くっ。」 リンはそういうとまた消えた。 なるほど。そういうことか。まさか 「リン、お(柳葉揺らし)が使えるのか。」 「…よく分かったな。しかも避けるとは。」 いや、まあ長老だから。 「…ならこれはどうだ!」 ざっ、と俺の前に来て猛攻を仕掛けてきた。 「甘い。流水〇空圏。」 「…!!」 俺は長老の108ある技のうちの静の極みの一つ、《流水制〇圏》を使った。
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