10217人が本棚に入れています
本棚に追加
「悪い悪い。ほいっ、解。」
ふう、やっと動け…あれ、やだ足が痺れて。
「よっと。大丈夫か。」
受け止めてくれた。てか顔が近いわよ。く~、なんでドキドキしなきゃならないのよ。
「ははっ、天使もこけるんだな。」
「余計なお世話よ。」
「悪かった。なら詫びだ。俺につかまってくれ。こっから町まで跳ぶぞ。」
跳ぶ?
「あぁ、結構遅くなったし、リンはこんなでお前もアウト。なら俺が跳ぶしかないだろ。」
なるほど。ってちょっと待ちなさい。あなた私をどう持とうとしてんの。
「ああ、リンはおぶるからお姫様はお姫様らしくお姫様抱っこで。」
!!!。
「ん、どした。ツッコミはしないのか。」
………雰囲気ぶち壊しじゃない、馬鹿!!
失神しそうになった私が馬鹿みたいじゃない。言わないけど
「よし、行くぞ。」
そういって颯太は地面を蹴った。
………ってあれ町に着いた。はや!なに、2秒もたってないわよ。
「よし、着いた。」
……チートだわ。
最初のコメントを投稿しよう!