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「―――というわけよ、分かった!」
俺はあれからこいつの話を聞いていた。
はぁ、つまり
「異世界を救う勇者が俺ということで、お前はその俺を神様の元へ連れていくために派遣されたっと。」
「そういうこと。」
なるほど。なら
「早く連れていかないと神様に叱られるんじゃないか?」
「!!」
図星だったみたいだ。
「わ、分かってるわよ。と、とっとと行くわよ。」
…焦ってどもった奴初めて見た。なかなか面白いな。
「くっ、後で覚えておきなさい。《転移》!」
待て、着替えさせて、というひまは無かった。
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