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――――ある日、私が自転車で帰宅していた時。
ふと背後に気配を感じた。
「海崎さん。」
声をかけられ、ふと振り向くと。
そこには津田くんがいた。
どうやら、彼も仕事帰り途中らしい。
そして、二人で一緒に帰る事になった。
津田くんも、私と同じで自転車通勤だという事を、この時に初めて知った。
……津田くんと他愛ない会話を交わすこと、約十五分。
直進方向にある、交差点に差し掛かった。
私が帰宅する、右方向の信号を確認すると、赤信号。
だから、自転車をこぐ足を止めた。
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