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しかし時間が止まるわけもなく、てかむしろいつもより早く過ぎ、教室に到着する。
俺は頭を伏せ、耳を押さえて体から覚えた単語が出ていく事を少しでも食い止めようとした。
「おはよ~…を?」
どうやら奈美に見つかったようだ。
ここで話しかけられたら単語の一つや二つ、簡単に飛んでしまう。
だから予めこんな紙を頭の上に置いておいた。
「何この紙?えーと…『爆発物。喋るな、危険』喋りかけると爆発ってどんなデリケートな爆弾!?」
多分乾燥肌くらい。
俺は乾燥肌じゃないからどれくらいかはわからんが。
って俺完璧ペースにのせられてるじゃねーか!!
しかも自分で言ってて意味がよくわからない!!
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