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収録の帰り道に突然の雨。 「今日晴れだって言ってたのに。」
僕は、バックで雨を防ぎながら近くの公園に向かった。あそこには、屋根付きベンチがあるから、雨宿り出来る。
急いで中まで入ると誰かいる。あの後ろ姿は
「聖斗くん?」
「うわぁ!って、なんだ瀬南かぁ~~。」
「なんだって、酷っ!」
「ごめん、ごめん。瀬南も雨宿りに来たの?」
「うん。それにしても、すごい雨だね。」
「そうだね。」
この後僕達は、しばらく雨の話をしていた。でも、雨はやむ気配が無い。
「いつまで降るんだろうね?」
「予報だと、5時くらいまで降るみたい。」
「あと2時間も⁉そんなぁ~~~。」
僕ががっくりしてると、後ろからグシャグシャと歩く音がして、振り返ってみると
「げ・・元太ぁ⁉」
「すぇ・・・・・すぇなぁくぅ~~ん‼‼‼」
元太は、僕とわかるといなや、びしょびしょの服で抱き着いてきた。
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