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この囚人のジレンマを博士は「違う!」と、真っ向から否定した。
「たいした理由もないのに…」
と、マリアはコーヒーを飲みながら呟く。
「今帰った」
そう言って、博士が帰ってきたのは23:00。
「博士!何してたんですか…って酒くさっ!!」
「可愛いおねーちゃんいっぱいだったよ~」
「ちょっ、博士しっかり歩いてください!!」
博士はフラフラな足どりでマリアにもたれかかる。
マリアは仕方なく、博士を寝室まで引きずる。
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