165人が本棚に入れています
本棚に追加
入学式が終わったあと、真っ先に未来が私のところに飛んできた
未「凛ちゃん!ど、ど、ど、どういうことっっ!!」
凛『私にもわからないよ…‥』
私は机に伏せる
苦しい、苦しいよ、…‥
同じ教室にレンがいるから、レンの声が聞こえるから
私の頭の中は、今、前世の出来事が津波のように押し寄せてきている
未「…蓮くん、女の子に囲まれてるね…」
凛『…‥うん』
そっと、レンのほうを振り向けば、女の子達と喋るレンが
さっき私に見せた冷たい表情はなく、笑っていた
あぁ、そっか、冷たいのは私に対してだけなのか…‥
無意識に私のことを避けてるのかな
レンに前世の記憶があるのか知らないけど、避けてくれたほうがいい…‥
未「凛ちゃん…‥、大丈夫だよ?大丈夫…」
未来は、私の頭をポンポンしてくれた…‥
凛『ん、ありがとう…‥』
_
最初のコメントを投稿しよう!