過去

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そして春。 響はさゆりと同じクラスになり、新しい生活、クラスに次第になれていた。 「響~!次体育だよ。早くいこ!」 「うん!」 この日は体育で、 陸上競技をやる授業だった。 「ハァハァ………」 「響大丈夫?」 「ハァ、うん!何とか。」 「頑張れ!!」 あと1周だ… 頑張ろ! 「アッッ…………いったぁ!」 響は転んでしまった。 「大丈夫?」 声をかけてきたのは、 クラスメートの男子 透だった。 「あっ、うん。」 「立てる?」 そう言って 立たせてくれた。 「あっ…」 「?」 透は響の腕を見て、 目を丸くしていた。 「俺と同じ…………… 月のあざ……」 響は慌てて手で隠した。 「あっ…ごめん。とりあえず保健室行こ?」 そうして二人は保健室に向かった。
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