ヤンツン八雲ちゃん

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ビンタで目が覚めた俺はおにぎりを二個頬張ってから八雲ちゃんと家を出る 通学中は普通に昨日何してたか話たりと朝はまあ、こんな調子 学校、八雲ちゃんとは奇跡的に小学校からずっと同じクラスでずっと隣……きっと八雲ちゃんか神が仕組んでいるに違いない、いや、その両方……まあ、どっちでも良いや 「あっ、英語の教科書忘れた」 「何やってんの?っもう…見せてあげるから、次はちゃんと持ってきてよね」 「あんがとー」 時々、確実に入れた筈の教科書や物が無かったりする時がある。まあ、八雲ちゃんが必ず見せてくれるから良いんだが んで、授業の時 「……」 「……」 八雲ちゃんが太ももに手を置いて集中出来ない それに顔が近いと思うくらい密着してくる 幼馴染みとはいえねえ、成長するにつれて可愛くなっていってるから それに思春期だし、意識もする この事で前にふざけて「おっきするからやめて」と言ったらビンタされた、んで「手を置かなきゃ私が読み辛いから我慢しなさいよっ!」と言われた まったくなんてビッチな幼馴染みなんだ  
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