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どう別れを告げれば良いのか分からず黙っていたら…
お母さんが「頑張って!」って言って右手を出してきてくれました。
私は、すぐに「うん!」と言いながら右手でお母さんの手を掴み、左手でお母さんの右手を包み、そしてそのまま抱き締めました。
尚、そして最後にお父さんと順番にハグをして、みんなに「行くね」と言いました。
手を振って、セキュリティチェックの順番がくるまで並びながら待つ。
私の順番はあっという間に回って来ました。
無事にセキュリティチェックも終わって、ふと振り返ったら、お母さんたちはまだ帰る雰囲気もなく、私をずっと見ていてくれてました。
もう一度手を振ると、勢いよく手を振り返してくれた3人。
この時には、さすがの私も限界になり、もう一粒の涙が頬に伝わってたような気がします。
最後に、笑顔を返し私はすぐに出国審査の場へ。
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