No.1 始まり

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1-Aと書かれたプレートのある教室の前まで来た。 もちろん栗原さんも一緒にだ。 教室には既に半分近くの人が集まっており幾つものグループに分かれていた。 私達はとりあえず自分達の席へと着いた。 席はグラウンド側の一番後ろの席。栗原さんは教室のちょうど真ん中だ。 アイウエオ順とかはまったく関係ないみたいだ。 何10分かすると教室の席が埋まった。 ぼーっと空を眺めていたがガラリと教室の扉の開く音がした。 どうせホームルーム担任の教師だろうと思い興味が無かった。 こんな学校だから体格のいいごっつい体育系の大柄な男が来るのかと思っていたが、 やけに教室の女子達がザワザワとうるさかったから目をやった。
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