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教室に入ってきたのは予想外の教師だった。
男だということはあっていたが、見た目は予想と全く違った。
身長は180cmぐらいだろうか、肩幅はがっしりとしているもののちょうどよいぐらいに筋肉がついており細身だ。
顔は一言で言うとホスト。黒色の瞳の切れ目に、筋が通った鼻、 綺麗な少し灰色がかった髪を後ろでゴムで束ねている。
確かにイケメンこれなら女子達は騒ぐだろうなと思った。
ホスト教師はそんな状況に慣れているのかそのまま教卓の前に立ち、口を開いた。
「今日からこのクラスの担任になった朝倉美樹『アサクラミキ』だ。担当教科は数学。今はフリーでかわいい女の子は好きだ」
そう言うとにっこりと笑った。
・・・最後のは余分なんじゃない?
そう思ったが、周りのケバい女子達はどうするどうするとざわついている。
どうするもこうするも危ない奴だろ。
ああゆう奴はろくな奴ではないから出来るだけ関わらないでおこう。
そんなことを考えている内にチャイムが鳴り響き、挨拶もせずにほとんど勝手に席を立っていく。
一方、ケバい女子達は一斉に美樹とか言うホスト教師の周りに群がっていく。
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