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「美樹先生って今フリーなんですよねー!私立候補しようかな~?」
「えー?私の方がいいですよねー?ね、朝倉先生?
そんなことを周りのケバい女子生徒達が騒いでいる。
「んー・・・、みんなかわいいから迷ってしまうなー」
ホストスマイルをしながらホスト先生は嫌そうにもせずに喋り続けている。
・・・近付けない。
聞きたいことあるのに。
ま、・・・放課後でいいか。
とりあえず栗原さんのところに行こうと振り向いたが・・・
「ねぇ、君かわいいね?これから一緒に遊ばない?」
「あ、あの、私は・・・っ」
「いいじゃん別に。俺達と楽しいことしようよ?」
チャラチャラした不良達に囲まれていた。
どうしていいか分からずに目をうるうるさせながら一人オロオロしていた。
助けを求めるようにちらちらとこっちを見ている。
なんか・・・かわいいな
そう思ったがあのままでは栗原さんが可哀相だなと思いズカズカと歩みより栗原さんの手を引いた。
私はにっこり笑いながら言った。
「栗原さん一緒に校内見回ろ!」
「え、あ、はい・・・!」
すると横から腕を掴まれた。
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