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「まあとにかく・・・栗原さんは私が守ってあげるからね!」
「あ、ありがとうございます!」
にっこり笑いかけると、栗原さんは再び深々と頭を下げた。
(やっぱりかわいいな・・・絶対守ってあげよう)
密かに強く心に決めた翔だった。
「んー・・・それにしても・・・今日は午後からは何も無いから暇だし・・・何処か行かない?」
そう聞くと、栗原さんは少し俯き残念そうに言った。
「すみません・・・今日は親と食事に行くことになっていて・・・」
「あー・・・そっかぁ。じゃあまた明日学校帰りに行こ!」
「は、はい!是非!」
二人で明日の約束をしあうと栗原さんは教室に戻り、すぐに帰って行った。
「・・・何もすることが無くなった・・・」
時計を見るとまだ昼ご飯を食べるには早い時間で、まだ学校には大勢の生徒が残っていた。
(んー・・・家に帰っても何もすることがないしなー・・・んー・・・)
一人で迷っているとあることを思い出した。
「・・・あ!ホスト教師!」
勘を頼りに歩き回り職員室の所まで急いで行った。
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