No.1 始まり

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紙袋を抱え、勢いよく頭を下げると意気揚々と部屋を出て行った。 「・・・なんだあいつ」 一人取り残された部屋でタバコを吹かしながら呆れながらも顔がゆるんでいた。 紙袋を抱えながら気分よく歩きながら、ふと廊下の時計を見てみるといつの間にか昼ご飯を取るには遅すぎる時間になっていた。 「うわ・・・どうりでお腹すくし、周りにが静かだと思った・・・」 午前中で今日は終わる為学校には既にほとんどの人が居なく静かだった。 「んー・・・今日は購買もやってないだろうしなー・・・何もすることないし・・・コンビニ行って帰るか!」 誰も居ない教室に鞄を取りに行き靴を履き変えコンビニに向かった。 「・・・?」 門をくぐり抜ける時校舎の方から視線を感じ一度振り向いたが、周りには誰もいなかった為、気のせいだと思い学校を後にした。 しかし、校舎の一角の教室から自分を見ていた人には気付かなかった。
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