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「しゃーねーじゃねえかよ。置いていった奴がちびだったからな」
そう言い再びコーヒーを啜った。
「だからって・・・」
スカートを掴みながらごにょごにょと口ごもった。
「まあ、別に気にする程じゃないだろ
てかホスト教師って呼ぶんじゃねえよ」
「は?ホスト教師はホスト教師だろうがよ?
ホストにしか見えないんだよ」
「・・・褒め言葉として受け取っておく
呼んでもいいが女達がうるせーぞ?」
「うっ・・・」
ホスト教師は当たり前のように言ってきた為反論出来なくなった。
「ちっ・・・、じゃあ朝倉先生って皆の前ではいいますよ」
「舌打ちすんなよ。まっ、早くしないとホームルーム始まるぞ」
コーヒーを飲みながら後ろにある時計を親指で指した。
時計はチャイムが鳴る5分前、8時25分を差していた。
「うわ・・・!?じゃあもう行きます!失礼します!」
時計を見るなり慌てて鞄を持ち一礼すると走って部屋を出て行った。
「・・・相変わらず慌ただしいな」
空になったカップを持ちながら出て行った扉を眺めた。
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