No.2 個性的な人達

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騒ぎ出す女子達を笑顔で笑い掛けるとそのままホームルームを始めた。 「今日から普通に授業があるがサボるんじゃねーぞー。以上」 それだけ言うとさっさと教室を出て行ってしまった。 しばらくしてチャイムが鳴るとみんな一斉に動き出した。 自分も栗原さんのところへ行こうとしたが既に周りには大勢の男子がいた。 「栗原さんって言うんだー、今日暇ー?」 「え、いえ・・・もうお友達と約束しているので・・・」 「じゃあさ明日一緒に遊ぼーよ!」 「え、あの・・・」 昨日と同じようにオロオロしていたが、周りに居る男子が多く、側に行くことができなかった。 仕方なく自分の席に戻り大人しくしていた。 周りは相変わらずざわざわとうるさかった。 「・・・煩い」 「本当だよねー」 独り言を言ったはずなのに、返事をされたため驚きバッと顔を上げた。 「おはよう星崎さん!」 男は机の上に腕を乗せながら笑顔で挨拶をしてきた。 「・・・はぁ・・・」 突然現れた見知らぬ男に呆気に取られてぼーっと顔を眺めた。 顔を眺めていたら思い出したのか元気よく自己紹介をしてきた。
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