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二人で言い合いを続けていたらかなちゃんと呼ばれていた男が二度手を叩いてそちらに注目した。
「はいそこまで。
これじゃあ何時まで経っても本題に移れないから終わり」
そう言って湯気を立てたティーカップを机の上に置いた。
「・・・」
とりあえず言うことを聞き大人しくソファーの上に座った。
ソファーは予想以上にふかふかでぼふりと音を立てて深く沈んだ。
目の前には湯気を立てたおいしそうな紅茶が置かれていたが、どうしても警戒してしまった。
それを察してかかなちゃんと言う男はにっこり笑って大丈夫ですよと言ってくれた。
「それより私の自己紹介がまだでしたね。
私は生徒会長補佐の漣奏(サザナミカナデ)と言います」
そう言い軽く一礼した。
見た感じ優男のような感じだった。
長いサラサラした焦げ茶髪を後ろで束ねていて、瞳も顔と同じ焦げ茶とても暖かい感じがした。
身長はやはりたかく180cm近くありそうだった。
カップを持ちながらぼーっとしていたが照と言われていた男が目の前にやってきた。
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