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俺達はこの春2年生になったばかりなので明日が魔法を実際に使う始めての実習だ。
なので今日のうちに実習で使う道具などを準備しておいたほうががいいだろう。
ただ
「俺は道具を使わずに魔法を使うから準備する必要ないだろ」
道具を使わないから準備するものがない。
「それもそうね」
俺はここまで話した時点で夕食を食べ終わったので食器を洗いに行った。
俺が食器を洗い終わった頃にご飯を食べ終わった美鈴が食器を洗いにくる。
「俺が洗っておくからゆっくりしてなよ」
「本当っ?じゃあお願いしようかな…」
「お願いされました」
そう言って美鈴から食器を受け取るとそれも洗いにかかる。
俺は食器を洗い終えると美鈴が話しかけてきた。
「ユートは進路のコースどうするの?」
進路のコースとは2年生の後期からある学科選択のことだ。
学科は
魔法研究科
医療科
軍事科
探検科がある。
『魔法研究科』は文字通り魔法に関する研究をする学科だ。美鈴の両親は学生時代この学科を選択していた。
『医療科』は魔法による治療などを学ぶ学科だ。魔法による治療はとても高度な技術なのでこの学科を選択して卒業できる生徒は少ない。
『軍事科』は魔法による戦闘などを学ぶ学科で卒業すると国連軍の魔法部隊に配属されることが決まっている。
『探検科』は医療や戦闘、サバイバルなどの技術を学ぶ学科で異世界を探検してその世界の文化や技術を調べることのできる人材を育成することを目的としている。
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