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「食料を採かるりにいくだけなら水のあるところまで行く必要はない。裏山の麓で山菜などを採ってはどうだろう?」
俺達が悩んでいたら凜が言ってきた。
「それがいいよっ、麓までならあまり時間もかからないしっ」
美鈴がすぐに賛成する。
「猛獣とかは裏山の頂上らへんや水があるところに棲息してるって先輩から聞いたことあるし麓のほうは安全だと思うよ」
ヒデはそんな説明を加えて賛成した。
アイコはというと……
「アイちゃんおなかすいたですっ、早くうらやま行くです!」
と話しをちゃんと聞いていたかは不安だが賛成。
俺も反対する理由もないし腹がへったので賛成する。
「それじゃー裏山に出発!」
俺達はヒデの掛け声で裏山に向けて歩きだした。
「ユート、美鈴ちゃんと同棲してるって本当か?」
裏山に向かっていたらヒデがそんなことを言ってきた。
「………なんでそんなこと聞くんだ?」
「クラスのやつらが騒いでたからな。『ユートのやつめっ……美鈴ちゃんと同棲とは許せん!』って」
……ていうことはその噂がクラス中に広まっているってことか。
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