9人が本棚に入れています
本棚に追加
バギィッ!!
直径が10mはありそうな大木が倒れてくる。
俺達はその木を避けると木の倒れてきたほうを見てみる。
グゥルガォァァゥ……
そこにはライオンのような生き物…いや化け物がいた。
その化け物は見た目はライオンだけど牙が異常に長い。
さらに変なのは大きさだ。
その化け物はだいたい全長が20mくらいありそうだ。
「ヒ…ヒデっ、ここには猛獣は出ないんじゃなかったのか!?」
「先輩達に聞いた話しではそのはずだったんだ!」
「わぁ……大きなライオンさんです!」
「大きすぎるよ!」
「そういえばこの裏山は木等を育てるために魔法を使っていると聞いている。昔は生物にも魔法をかけていたらしいが………あるいはその生き残りかもしれんな」
誰だっ、あんなのを作ったやつは!
「とにかく逃げよう!」
「うん、わかった!」
俺達は全力で逃げだす。
ガォォアァァッッ!!!
後ろからそんな音が聞こえる。
しかもだんだん近づいてきてるし!
「わぁっ」
ドテ
後ろを見てみるとアイコが倒れていた。
さらにアイコを踏み潰そうとしている化け物の姿も……
気がつくと俺は飛び出していた。
だってしょうがないだろ………
友達を助けるためなんだから。
最初のコメントを投稿しよう!