始章

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「山下先生っ、ユートとリンちゃんが魔獣に襲われているんです!助けてください!」 あたしはすぐに山下先生にお願いする。 「そのことならば知っている。すでに助けを向かわせた」 あたしはそこまで聞くと安心して腰がぬけそうになる。 「安心するのはまだ早いぞ。実習はまだ終わってないのだからな。」 山下先生はそう言うとあたしに襲いかかってくる。 あたしは抵抗もできずに捕獲されるはずだった。 だけどあたしは捕まる前に白い光に包まれる。 その光のせいで視界が真っ白になる。 「この光………まさか《大清浄》」 そう山下先生がつぶやいた気がした。
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