始章

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☆☆☆ 白い光が消えて化け物のいた場所を見て見るとそこには何もなかった。 もし殺したりしても死体がそこにあるはず。 だけどそれがない。 それは化け物は《大清浄》をくらっても生きて動いていることをしめす。 俺は化け物がどこにいるか見回してみる。 あれだけデカかったらすぐに見つかるはずだ。 それにしても《大清浄》は俺でも知ってるくらい有名な光の最大規模広域攻撃魔法だ。 それをくらって生きてるなんて。 「もう大丈夫です。化け物は浄化したですから」 俺が化け物を捜していたらアイコが言ってきた。 「《大清浄》は攻撃対象を浄化、つまり消滅させる魔法なのです。つまりあの化け物も消滅したで……す………よ……」 ドサッ アイコはそこまで言うと倒れてしまう。 無理もない。 あれだけの魔法を使ったんだ。 俺はアイコを抱き上げると校舎のほうに向かってう。 とりあえず保健室に行こう。 あそこにはベットがあるし俺ならここから保健室まで10分かからない。 後から補習を受けることになるだろけど今はアイコを休ませてあげよう。 それにしても攻撃対象を消滅させる魔法か……… ふざけた威力だな。
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