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☆☆☆
時計が午後3時をしめす。
これで警泥は終わりだ。
ユートとアイちゃん以外の生徒はみんな檻の内にいる。
ユートとアイちゃんも途中で保健室に行ったらしく失格になっていた。
「あ~あ………結局、全員補習かぁ…………」
よこで石田くんがつぶやく。
「しょうがないよ。山下先生が相手だったんだから」
「まぁ、そうなんだけどさ………」
「あたし達はいちおう最後に捕まったチームなんだからクラスで1番なんだよ?
だから石田くん、元気だして?」
この言葉は自分にも言ってる気がする………
あたしは山下先生から逃げ切ることもユートとアイちゃんを助けることもできなかった。
これじゃ5年前と変わらない………
「……あのさぁ美鈴ちゃん」
「なに?」
「美鈴ちゃんて僕のこと石田くんてよんでるよね?」
「うん」
「僕達せっかく同じチームになったんだからさ………したの名前でよんでくれない?」
そういえば、あたしは女の子はみんなしたの名前でよんでるしユートもそうだ。
これで石田くんだけ苗字で呼ぶのは仲間外れにしているみたいになってしまう。
「ヒデキくん………これでいい?」
「あ……う、うん………すごく……いい」
石田く……じゃなくてヒデキくんはそう言うと顔を赤くして後ろを向いてしまう。
ユートとアイちゃん、先生は大丈夫って言ってたけど怪我とかしてなかったらいいんだけど………
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