悪夢からのスタート

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「お気を付けて」 「吉報を期待しております!」 「…行って来ます」 ワープホール(光の回路)を解放し、私は能力を使い、まず、妖界へ向かった。 ―いざ、妖界へ― 光の回路を凄い勢いで流れてゆく。まるで自分が流れ星になったかのように。 気が付いたときには、既に妖界の地に降り立っていた。 今まで、特に用が有った訳じゃ無かったから、訪問は初めて。 どうやって町に入れば良いんだろう? 妖界の地と言っても、私がいるのは、門の目の前。 門兵もいないようだった。 なんだ。このまま入れば良いんだ。 私が足を進めた瞬間! 凄まじい突風が吹き荒れた。 「キャッッ!」 突風が止んだら、目の前に大男が2人。 門の前に立ちはだかった。
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