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た、助かったぁ…
「あの、希乃…さん有り難う」
「良いのよ。困ったときはお互い様っ。それより、わたくしに話があって?」
「そうなの。あの……此処じゃ話しづらいことなんだけど」
「さっきも言ったでしょ?わたくし、あなたを城に招待するわ」
「あ、有り難う…」
素直に私は感謝した。
希乃さんが話の解る人だったことを、まず感謝しなきゃ。
……にしても、こんな状況になるとは…
希乃さんって、気難しい方だと思ってたんだけど、それでも同い年だもの。それに、なんか私と性格が似てる……
話さなきゃ。
私たちならきっと世界を変えることが出来る筈。同盟を申し込んで、協力しよう。
「さあ、着いたわ。わたくしの国の城よ。自室に通すから、誰も話を盗み聞くことは無いわ」
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