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私は、窓の外を眺めていた。
私は、重要なことを決断しなければならなかった。
選択を間違えれば、時空界は未来で消えてしまう。
それだけは防がなければならない。もう、未来界のように、天界と地界の好きにはさせられない!
……いくら身内だからって、許されることではないこと、母上も父上も存じてるはず。
それなのに、身内の私を殺すおつもりだなんて……
「幸様、そろそろ御決断を」
そう言ってきたのは、イザナギだった。
「分かりました。皆様に大広間に集まるよう、伝えてください」
もはや、後戻りは出来なくなった。
私は会議服に着替え、大広間に向かった。
「では、これより臨時会議を行います」
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