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そこには身長175㎝はあるだろう、細身といった印象を与えるが決してひょろいというけではない体つきをした男がいた。そしてだるそうな目付きをしており、肩にかかる程度の長さの黒髪は所々寝癖ではねている。
「ふぅ、今日も退屈だ」
と俺はため息混じりに独り言を言う。
そしてふいに側の窓から見える地上三階からの景色を見る。
そこで
「へ?」
と声を出してしまった。
そこにはいつも通りの景色が広がっているはずだった。
いや、景色はいつもと変わらない。
違う所はなんと近くの道が赤色に光っているのだ。
「えと、あれライトじゃないよな。」
などと冷静に判断していると、その光はどんどんと輝きを増していく。
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