1部 容疑

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そこで近くの塀の上に立つ警察官を見つけた。 しかし声からして中学生か高校生になりたてくらいに感じた。 「バレバレですよ。むしろ僕から逃げられるとでも?」 「思ってるよ」 「うーん……逃がしたいけどお給料に響いちゃうんですよね」 「だったらまた見つければいいじゃないか」 「そうだねー」 どうぞ、とでも言いたげだったので大羽は走って逃げた。 ちょうど後ろから別の警察官が追いかけていた。
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